愛犬との生活に必要な費用ってなにがあるの?

こんにちは。ドッグスクールKANEKOです。

犬を飼うと、いつ、どんな事に費用がかかるのか、費用について書いていきます。

今回は「費用編」です。

事前準備編 愛犬を迎える前ってどんな準備があるの?

家族編 愛犬を迎えるまでに家族で決めておく事ってなに?

犬種編 愛犬候補の犬種はどうやって選べばいいの?

しつけ編 愛犬のしつけってなんだろう?いつからどんな事をすればいいの?

 

はじめに

犬の飼育経験がない方は、「犬を飼う」というとかかる費用は生体費用と毎月のフード代程度だとイメージする方が多いようです。

「事前準備編」で少し触れたように犬を飼う時には車1台増えるイメージを持っていただきたいです。

車は本体の購入費に加え、毎年(自動車税など)、毎月(燃料費、各種保険料など)の維持費がかかります。

それ以外に車検や修理費などもかかります。

犬も同様に生体費用以外に毎年、毎月、それ以外にかかる費用があります。

では、どんな事に費用がかかるのか、項目や理由を書いていこうと思います。

 

費用について

ペットショップやブリーダーなどで契約前に具体的にどのくらい費用がかかるか販売員(スタッフ)の方などに確認される方は多いと思います。

必ずではなくても今後起こりうる可能性を含めて、各項目を書き出してみました。

少ない金額を想定して「こんなはずじゃなかった」より、事前準備をして「この程度で足りた」の方が金銭的にはもちろん、精神的にも余裕ができると思います。

具体的な値段は場所や物によってかなり差があるので項目だけ書いていきます。

「犬を飼うのにこんなにかかると思わなかったと」いう方が意外と多いので、以下の項目を参考にしていただき、愛犬を迎える前によく計算し、検討してみて下さい。

 

初期費用

愛犬や愛犬を迎える事前準備にかかる費用です。

ペットショップかれ購入される場合は、予めある程度セットになった物をすすめられる場合もあります。個人的には必要でない物や同じ用途でも違うタイプの方がいいかなと思う物もあります。

※誤解のないように詳しいお話はカウンセリング時などに直接お話しします。

愛犬

愛犬の生体費用。

最近は特にペットショップで生体の分割払いができるところがあるようです。

初期費用を抑えて購入を促しやすくする意図があると思いますが、月々の負担は上乗せになります。

おすすめされるままではなく、どちらがいいのかよく考えてみて下さい。

衝動飼いや安易な飼育を避けため、個人的には一括でのお支払いがいいと思います。

ハウス(クレート、バリケン)

愛犬の寝床です。

人間の個室(自分の部屋)と同じで愛犬用の空間を作ってあげた方がいいです。

病院での入院、トリミングサロンでの待ち時間、ペットホテルでのお泊まり、災害時などではハウス(クレート)に慣れていると安心です。

色んなタイプがありますが、おすすめの物などは誤解のないようにカウンセリング時などに直接お話しします。

移動用キャリー 

人間のシートベルト(ジュニアシート、チャイルドシート)と同じ感覚で車に乗る際はキャリー(クレートでも可)を使用されると安心です。

道路交通法で定められているため、違反時には違反金の支払い、違反点数、場合によっては逮捕されてしまう事もありえます。

愛犬が車外へ放り出されたり、座席の下などに入り込んだりしてしまう事を防ぐため、愛犬の安全面を第一にキャリーは使用された方がいいと思います。

また、病院の待合室などでは小型犬(頑張れば中型犬まで)はキャリーに入ってるとトラブルを避けやすいです。

トイレ

色んなタイプがあります。

こちらも適した物は直接お話しします。

散歩中の排泄はマナー違反になるので、人が決めた場所と時間に排泄できる「トイレトレーニング」をしっかりとした方が安心です。

首輪

色んなタイプがあります。

首輪の売り場には胴輪も並んでいる事が多いですが、首輪の方がしつけがしやすいのでおすすめです。

病気によっては首輪ができない場合もあります

リード

色んなタイプがあります。

長すぎず短すぎないものがおすすめです。

スイッチ(ボタン)で伸びるリードはおすすめしません。

食器

色んなタイプがあります。

当スクールではステンレスのものを使用しています。

 

維持費用

愛犬と生活する上で必要になりうる費用です。

実際に利用(使用)するかどうかは別として、利用(使用)されるつもりで計算してみて下さい。

大体ひと月や1年の金額が出たら愛犬候補の犬種の平均寿命までの金額を計算してみて下さい。

ペットフード

ごはんは手作りにしたい方もいると思いますが、災害時、入院時、ホテルでお預けする時などご家庭内以外で過ごす可能性を考慮するとペットフードがおすすめです。

色んな種類があり値段も様々です。

ペットシーツ

室内トイレの場合は必要になります。

散歩中の排泄はマナー違反なので、外での排泄をご希望の場合は敷地内にお願いします。

病院

狂犬病、混合ワクチン、フィラリア(検査、投薬)は最低限毎年かかります。

美容

トリミングは犬種によります。

シャンプーは自分でできる方も多いと思いますが、プロにお願いすると仕上がりが綺麗な事はもちろんですが、皮膚の状態や愛犬の様子など家族以外の方にみてもらえるいい機会にもなります。

しつけ、トレーニング

「問題があってから」ではなく、「問題が起きないように」予防的な意味で利用されるといいと思います。

「社会科トレーニング」という言葉をよく目にしますが、幼稚園などで集団生活や他犬との触れ合いなどご家庭内ではできない色んな経験ができると思います。

 

その他

必要に応じて購入するか検討して下さい。

洋服

着せる時はサイズの合ったものをお願いします。

また、装飾品が着いている場合は誤飲に気をつけて下さい。

犬用ベッド(クッション)

寝床にベッドを置く方もいます。

愛犬が噛んだり振り回したりする場合は使用しない方がいいかもしれません。

おもちゃ

大量のおもちゃはおすすめしません。

好みのものを把握するのに購入してみるのはいいですが、選抜して多くても2.3個までにして下さい。

また、ハウスに入れっぱなし、リビングに置きっぱなしはよくないです。

おもちゃは遊ぶ時だけ出して、遊び終わったら必ず片付けるようにお願いします。

オヤツ

しつけをする時や薬をあげた後のご褒美としてなど目的を達成した時にあげて下さい。

「ごはんを食べないから」という理由でオヤツをあげると悪循環になる場合があります。

 

さいごに

いかがでしたか?

意外と色んな事に費用がかかると思った方は愛犬を迎える前に是非計算をお願いします。

愛犬が不自由ないように必要な事をしてあげられるようにどの項目にどの程度の予算を当てるかなど具体的に計算できると不安が減ると思います。

なんとかなるだろうという見切り発車はしないように事前準備をお願いします。